ジェンダー
久しぶりに、どこにも出かけない日曜日だった。
おかげで、本が1冊読める。
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女という快楽 著者:上野 千鶴子 |
上野千鶴子の本だ。
最近、何冊か上野千鶴子の本を読んだけど、
この本を読んでいなかった。
ジェンダーという言葉を意識したのは、ここ数年のことで、まったく遅れていて恥ずかしい。
東京都がジェンダーという言葉を禁止するとか、
フェミニストは、ひな祭りや鯉幟を否定するという
アホな記事が目に付くようになってから、気になりだした。
結婚してからは、田舎に住み、夫と私は家で働く自営業者だったので、
夫は子育ても家事もよくやるほうだし(子育てに関しては任せている)、
性別役割分業というものを最初はあまり意識してなかった。
ただ、地方都市に引っ越してきて、生活が忙しくなり、
夫の仕事も忙しくなり、私も外に働きに出ると、
家事の負担というのが、ずいぶん重いものだとひしひしと感じられた。
とはいっても、私はフルで働いていないし、
夫は家で仕事をしている。
いったいフルで働いて、だんなも帰りが遅いという家庭はどうしているのか、
と、心配になった。(そういう場合は近くに実家があり、毎日のようにジジババのヘルプがある例が多いと知った。)
そうして、ヘルパーという仕事もジェンダーについて考えさせられる。
加齢のために家事ができなくなっても、
生きるためには、食べなくてはいけない、排泄もある。
じっと家にいても、ほこりは確実にたまり、生きているということはゴミを出すことだ。
誰がこれをケアしていく。
今頃、ジェンダーの勉強を始めようとしている。
本の内容は後で触れることにして、今まで読んだ本も記録しておこう。
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生き延びるための思想―ジェンダー平等の罠 著者:上野 千鶴子 |
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老いる準備―介護することされること 著者:上野 千鶴子 |
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ザ・フェミニズム 著者:上野 千鶴子,小倉 千加子 |