憲法九条を世界遺産に
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憲法九条を世界遺産に 著者:太田 光,中沢 新一 |
新聞の広告を見て久しぶりに買った本。
憲法を変えたい人には、説得力持つかな。
九条を変えたくないと私は思っている。
立派な理由はないけど、憲法を変えて日本が「普通の国」になったとき、私たち庶民の生活は確実に悪くなっていくなという不安感が大きいのだ。
この美しい国への不安感。これが日本人を欝にしたり、無気力にしていく根本原因だと思っている。国と将来に期待が持てない。
負けるのは自己責任だ。「再チャレンジ」だってさせてあげるよと言ったのに、のし上がらない人が悪い。変わりに目標を作ってあげよう。日本人は本来優秀なんだ。それを邪魔しているのは隣の国。戦って勝てば、仕事もお金もあげよう。人間、ひとつのことを目標にするって素晴らしいじゃないか。
またまた日本人は泥沼に陥っていく妄想が離れない。
いったい誰が国民をもう一度不幸にさせようとしているのか。まさかそんなことはもうないよ、と楽観したいのだが。テレビのニュースを観て、あの顔この顔を観るとどうも信用できない。
せめてせめて九条を守らないと、悲劇がくるよという予感だけあるのだ。
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