バックラッシュ
ここのマイリストに入っている「ジェンダーとメディア・ブログ」で紹介されていた『バックラシュ!』がアマゾンから届いたので読んでいる。
いろいろな書き手が、ジェンだフリーのたたかれ方を分析し、反論し、馬鹿にしているが、こういう本を読むのはジェンダーに興味を持った人ぐらいだろうな。宮台真司が言う「田吾作」たちが手に取っても読まないか、読んでも批判する材料を探すぐらいだろう。でも、たぶん読まないね。
まわりに田吾作が多いときに、どうやって相手にこちらの言葉を届かせたらいいのだろう。相手を言い負かせても、後の復讐が怖いことも知っている。ストレスになるから相手にしないのが一番だが、田吾作に負けない戦略を立てないと、田吾作のいいようにされる。でも、なかなか田吾作のように卑怯な手が使えないから困るね。
しかし、「フェミニストが青少年を堕落させ、家庭を破壊し、国家の転覆を狙っている」なんて誰が信じる話なのだろう。まして共産主義(共産党)なんて、いまどんな力があるのか。でもね。「なんでなんで、いつもこうなるの」とジェンダーに興味がなかった私まで、あまりにもいまだ馬鹿が多いのはなんでなんだろうと、逆に興味を持ってしまったではないか。
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バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか? 著者:上野 千鶴子,宮台 真司,斎藤 環,小谷 真理 |
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