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2006年11月21日 (火)

ボランティアでいいのか

わが町の『福祉便り』に、「運転ボランティア募集」の案内が出ていた。車椅子利用者の通院などのおでかけ送迎サービスの運転手をボランティアで募集している。

本当にボランティアなのか、少しもお金がでないのか。事故に遭ったときの保険はかけてくれるのだろうか。こういう日常の業務をボランティアに任せていいのだろうか。ボランティアが頼りないと言っているのではない、ここでも人の労働を詐取していると感じるから、「いいのか」と疑問に思っている。

災害や単発のイベントの時にボランティアの活動に意義はあると思っている。でも、毎日日々続く仕事をボランティアに頼るのはなんだか変だ。お弁当サービスでも、作る人も配達する人もボランティアだというところもある。

自治体はお金がないから、引退した人たちや暇な奥様たちの生きがいのひとつとしてボランティアでやらせているのだろうけど、まだまだ無駄なお金を役人はたくさん使っているのに、末端で働く現場の人にお金を払うことを拒んでいる。まったくせこい話である。

ダムにかける金の何パーセントでも、運転手やお弁当サービスの給料とし、保証をつけてあげ、若い人の働く場にしてもいい。高齢者だって年金だけでは暮らせない人が多いから、雇用の場を作るのにも役に立つ。お金をもらった方が生きがいになるとも思う。でも、お金は出したくないのね。

最近、自治体からまわってくるチラシ、パンフの類にめだつ文字は「地域の力」だ。地域の大切さはよくわかる。しかし、自治体がやるべきことを、工夫もしないでお金ないからと、地域の力に頼り、無償で働かせるのはどうだろうか。ボランティアとは、上から下りてくるものではなく、地域の人々がやりたくなって発生するものではないのだろうか。

役人は自分たちがきちんと給料をもらっていて、ボランティアという名目でただ働きをさせていることに疑問を持たなくなってしまったのだろうか。中央の政治も地方自治も何かが抜け落ち麻痺してしまったようだ。

私なんかがつぶやいたって何も変わらない。世の中の学者さんでもたくさんの人が、今の政治は問題だと言っているのに、何の影響力を持たないのだろうか。学者も文学者も役立たずと思うが、とりあえず声をあげることだけはしていって欲しいと願う。

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