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2006年11月20日 (月)

感想を述べよ

今朝も4年生のクラスで朝読書で読み聞かせをしてきた。

読み聞かせも終わり、少し雑談して帰ろうとすると、子どもが「感想があるんです」と遠慮がちに言う。「感想?」と思っていると、委員長らしい男の子が、「1班は?」と聞き、一人手をあげる。「2班は?」また一人手をあげる。合計4人が感想を述べてくれた。たぶん担任の先生からの指示なのだろう。

「ちっとかわいそうだったけど、面白かったです」

私には、子どもたちの照れた言葉を聞くのが面白かった。

でも、いちいち感想なんていいやなと思っている。

学校ってすぐ感想を言わせるよね。息子が前に通っていた少人数の学校では、何かの行事の後、必ず感想を言わせた。スキー教室のあとも、

「とても面白かったです。上達してよかったです。教えていただいたPTA、地域の方ありがとうございます」

だいたいが似たような言葉。それを何人も聞かされて少々うんざりしたこともある。

「感想を述べよ」と言われて、いつも張り切って手をあげる子もいるが、言えない子もいる。手をあげる子は積極的と評価されるだろうけど、手を上げない子の中にも何かのこっているはずだ。形にできない何かをすぐに言葉にしろというのも酷な作業だ。言葉にした段階で何かが終わってしまうかもしれない。

小学生は「感想述べよ」と言われ続けているのだ。それがクラスで話し合う話題のきっかけになればいいことかもしれないが、感想で終わってしまっていないだろうかなどと考えながら帰ってきた。

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