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2006年11月20日 (月)

渡辺白泉

  戦争が廊下の奥に立っていた   渡辺白泉

 昭和15年と16年に「京大俳句事件」とい新興俳句への弾圧があった。渡辺白泉は、そのとき検挙され投獄された俳人のひとり。今思えば、「なんで俳人が捕まるの」と思うのだが、反軍国主義や愛国心のない思想を治安維持法を使って反思想結社ということで検挙されたようだ。

「反思想」。なんだかこれからまた流行るような気がする。共謀罪なんかできたら、「反思想」的句会なんかもできなくなるだろう。でも、今どきの俳人で国が恐れる人が出てくるかどうかはわからない。

 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ

 まんじゅしゃげ昔おいらん泣きました

 玉音を理解せしもの前に出よ         白泉

 現代では、戦争は廊下の奥に立っているなんてものではなく、広場に堂々と立っているようだ。

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