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2006年12月 2日 (土)

福祉削減でいじめる

「生活保護の母子加算全廃」「生活保護の老齢加算段階的に廃止」の記事が新聞に載る一方で、企業税制が減税へと進んでいる。また、タウン・ミーティングでハイヤー代がドンでもない金額だったり、10万円の日当が出ていたりとある。

ため息だ。最低ラインの生活をようやっと維持している人たちを苦しめ、自分たちにはお金の入ることしか考えていない。この国の政治家はいつからこんな風になってしまったんだろう。前からそういう体質だったにせよ、あきらかにひどくなっている。

介護保険の1割負担、障害者の1割負担がどれだけ大変なのか、お金持ちの子弟の政治家や官僚にはわからないのだろう。たかが数千円のことと思っているのかもしれない。

介護保険でヘルパーを利用するのは、低所得者より高所得者の方が多いような気がする。きちんとした統計は調べていないが、低所得者の人は今度の改正で自己負担が増えたので、ヘルパーに来てもらえる回数を減らしたり、デイ・サービスに行くのを2回から1回にしている。それで自立できるならいいではないかというかもしれないが、けっこう具合が悪いところを頑張っている。本当は毎日ヘルパーが入ってもいいくらいなのだ。

逆に、お金持ちでタクシー代に月10万かけ、クリーニング代が「今月は2万だったわ」という人が、ヘルパーをよく利用する。毎日ヘルパーにごはんを作らせている人が、あちこちお出かけして、自分のお出かけに合わせてヘルパー訪問の時間を変えたりする。そういうお金持ちの奥様の利用は多い。確かに腰が痛いなどの理由はあるが、認定が甘すぎると思う。なぜか認定が金持ちに甘く、低所得者に厳しい気がするのだが・・・。

お金持ちの奥様たちはいい人もいるけど、ヘルパーを家政婦としか見ていない人も多い。1割負担しようが、追加料金取られようが、ヘルパーは、民間の業者に頼むよりずっとお安いのだもの。

それに比べて低所得者の人は、私たちが行くだけでありがたがってくれる。たいした具合も悪くないのに食事作りを放棄したお金持ちの奥様にくらべて、外出もできないのに最低限の食事や自分でできることは自分でしようとする。人様にあまり迷惑かけないでやっていこうとする。私たちが終わりの時間になると、時間通りに帰そうとする。お金持ちの奥様たちは時間もルーズだ。なかなか帰してくれない人もいる。

福祉予算の削減でギリギリの生活をしている人たちを切り捨てる。これは大いなるいじめだ。「いじめをなくそう」という手紙のコピーが親宛と子供たち宛に伊吹文部科学大臣の名で学校から全世帯に配られたが、しらじらとした思いだけが伝わった。読みもしないで捨てた家庭は多いはずだ。政治が弱い者いじめしている社会。子供たちは敏感に感じ取っている。

親たちも感じている。だから、社会でいじめっこではなくいじめる側に子供たちを立たせようとするのが親心という訳である。子供たちの世界は社会の縮図だ。政治は弱い者たちに「死んだ方がいい」と思わせているのだから、子供たちに「死なないで」とメッセージを送ったところで、上っ面の言葉だと誰もが感じている。

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コメント

はじめまして。
こんばんは。くるみさん。
私のブログの方へ、ご訪問&コメントを頂き、ありがとうございました。とても、嬉しく思いました。

くるみさんのブログは、一生懸命に、生きている、多くの人々の気持ちを、記事に書いてくださっていて、とても、とても、共感する思いで、読ませていただきました。

大変な、でも、やりがいのある、素晴らしいお仕事もされているので、どうぞ、お体には、気をつけられてくださいね。

そして、こんな時なので、平和を願う心ある方達と、ひとりでも、多く繋がって良いける事、とても、勇気と元気を貰えます!
早速、リンクをさせて頂きます。
どうぞ、これからも、宜しくお願いいたします。

投稿: なるほど♪ママ | 2006年12月 3日 (日) 22時25分

なるほど♪ママさんへ
コメント送られていたのですね。途中不都合があったので、送られていないかと思いました。
毎日、ひとりで怒っています。うまく文書にできないのが困りものです。こちらこそ宜しくお願いします。

投稿: kurumi | 2006年12月 4日 (月) 13時50分

くるみさんのここんところのエントリー、すぐにレスできなかったのですが、ずしりと重く受けとめています。
「社会でいじめっこではなくいじめる側に子供たちを立たせようとするのが親心という訳である。子供たちの世界は社会の縮図だ。」ということばなど、すごく考えさせられました。
とても伝わるそしてとても感情をゆさぶられる文章を書いておられるなあと思っています。これからもふとたちどまって考えようと思うのでよろしくお願いします。

投稿: discour | 2006年12月 4日 (月) 21時13分

コメントありがとうございます。
基本的に物を知らないので、勉強しなおそうと思い、今日のブログに書きましたが、大学に行くことになりました。やっていけるのか(時間的に、経済的に)不安です。

投稿: kurumi | 2006年12月 5日 (火) 04時31分

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