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2006年12月12日 (火)

さ・・寒い!

昨夜、山の家に行っている夫が電話で「この家は暖かい。薪ストーブたけばシャツ1枚でいい」としみじみ言った。そりゃそうですとも。断熱材もしっかり入って床は厚い松の木だ。合板の板の間はすごく冷えるが、本物の木の床はそんなに冷えないと実感したのだった。

それでもって、今は地方都市の古びたニュータウンの一軒家を借りているのだが、この家が寒い。夏に2丁目から3丁目に引越しをした。同じ家賃で間取りが広かったからだ。しかし、家のつくりや使ってある素材や備品は同じもの。ニュータウン初期の築30年の建物。壁は断熱も入らず、床下は土。大家さんが後から二重サッシにしたようだが、寒い家だ。昔は北国でも壁1枚の家が普通だったのだろうけど、ニュータウンの建設ラッシュで安物の家をたくさん建てて儲けた業者がいるんだろうなという感想を持つ家だ。うちのような貸家はそのままだが、家を建て替えたところも多い。

部屋でストーブを焚いてもなかなか暖まらない。私は朝早く起きてひと仕事したい方なのだが、パソコンを打っていると手がかじかんで麻痺してくる。ひざには電気毛布をかけているが、指先はカバーできない。それで、ストーブの前に座り込んで本を読むのが1番ということになる。

「冬が来た」と実感するのは、朝食のトーストに蜂蜜をかけようとしても蜂蜜が固まって出てこないとき。それから目玉焼きを作ろうとしてオリーブオイルを逆さにしても出てこない、そのときだ。もうひとつは水道の水落とし。地元の天気予報には「水道菅凍結情報」が出てくる。「厳戒」「注意」ともなれば、寝る前に各場所の水を落とすという大変面倒な作業がある。これは、山の家や最近の住宅では水止めの必要がない。家の中が一気に冷えたりしないからだ。また水止めもボタンひとつでできるようになっている。

そして、北国はお金がかかる。冬用タイヤが擦り切れたので買い換える。子どものコートが小さくなった、手袋がない、冬用の長靴、雪かきグッズ、スキー道具一式などなど買わなくてはいけないものが毎年出てくる。そうして何より灯油代が高くて大変である。

山の家は、ほとんど大きなワンフロア―のような家だから、暖房効率が良かった。ニュータウンの家は部屋が細かく分かれているので、各部屋でストーブを焚かないといけない。それでは灯油代がかかりすぎるので、居間の隣にピアノを置いた続き部屋があり、お客さん用に何も置かなかったが、客なんてめったに来ないのだからと、私の机とパソコン机を運び込む。私の部屋は書庫兼寝室だけにする。こうすれば居間でストーブを焚いていればほんのり暖かい。子供たちも2回から勉強道具を持って居間の炬燵で勉強する。皆同じ所にいればいい(夫だけは2階の仕事部屋に籠もっているが)。しかし、廊下、洗面所、トイレ、風呂場は凍るようだ。そこにも使うときはストーブをつける。

息子の県営アパートに住む友達の家では、なるべくストーブをつけないで炬燵に座ってご飯も食べるし、勉強もするそうだ。灯油代節約のためだとか。それを見習ってみた訳だ。でも、食事を炬燵でするのは好きではないので、台所のテーブルで食べているが・・・。

南の地方だって雨やら台風の被害に遭う事も多いし、それぞれの地域でお金のかかることはあるのだろうけど、半年もの間雪に埋もれ農作物も取れないこの地方は、本当に昔はどう生きぬいて来たのかと思うのだった。

ヘルパーで通う家も崩れそうな古い家が多い。朝行くと流しの桶の水ががちがちに凍っていたりするのだ。老人は自分の家を離れるのは嫌だろうが、老人用の暖かい集合住宅が安く借りられれば移ることだろうと思う。そういう家をまわっていると、一軒家の一人暮らしはつくづく大変だと思う。なんといっても雪かきという問題もある。雪かきはヘルパーの仕事ではないので、お金を払って頼むが、ぼったくりするところもあるらしい。お金があればいいが、ない人は雪に埋もれて暮らすしかない。雪の重みで家はますますつぶれていく。この雪かきというのも雪国の人にしかわからない苦労だろう。ある利用者さんの夫は雪かきしていて倒れて、そのまま逝ってしまったそうだ。

何といっても私は千葉生まれだから、寒さにはめっぽう弱い。いつもすごい厚着している。そんな格好で、デパートや図書館や近代的な友人宅に行くと暑くなり、一枚ずつ脱ぎ捨てることになるのだった。

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