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2006年12月25日 (月)

入院中の読書

入院中の読書といっても、入院したのは息子だ。手術を待つ間と麻酔が覚めるまで付き添う間、何もすることもないので軽く読めるものをと図書館で借りてきたのが、『パリの女は産んでいる』。

パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由 Book パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由

著者:中島 さおり
販売元:ポプラ社
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本の中に出てくるのは、わりと高学歴・高収入の家庭だが、フランスと日本ではおおもとの家庭や仕事や女性に対する考え方が違うのだよねとわかる。

12月21日の新聞には「日本の人口推計で、50年後は4割が高齢者」「出生率は1.26に大幅に低下」などと書かれている。「やれ大変だ」という感じだが、その横に「来年度予算財務省原案」の記事が載っていたが、子育て支援も雇用支援もお粗末君でしかない。本当に出生率上げる気あるのかな。本音は、少子化は女性が社会に出たいなんて言っているから、贅沢になったからと思っているのではないかな。女性は家庭にはいって、子供どしどし産んで、家庭を守って、いじめたりきれたり勉強しないような子にならないように、しっかり子育てしろといいたいのではないか。すべては家庭が第一の責任だと。児童手当をあげたぐらいで少子化対策なんてゴキブリでも笑うよ。

そんなことをぶつぶつ言っていたら、「成城トランスカレッジ」で紹介されていた「夫婦関係満足度とワーク・ライフ・バランス 少子化対策の欠かせない視点」http://www.rieti.go.jp/jp/events/bbl/06091501.htmlを読むと、『パリの女は産んでいる』理由が書かれている。変えなければいけないのは日本人の働き方や雇用形態だ。よく、フランスにはパートという言葉はないと聞く、働く時間が長いか短いかで、賃金差別もなく、社会保険にも全員はいるとのことだが、本を読むとフランスだってうらやましくなる政策がはじめっからあったわけではない。市民が要求して実現してきたものだ。日本ではあまり政府への声が上がらないのが問題何だと思うこの頃だ。しかし、フランスは移民問題があり、そこには賃金格差とか問題があるのだろう。

本の中で感心してしまったのが、幼稚園や学校で、親が参加する運動会やお遊戯会の行事がないのだそうだ。保育クラスでお弁当を持たせるときも、ただレトルトを持たせるだけ。出産も麻酔を使った無痛出産が普通にあるし、あまり女性たちが母性本能で競わないところがうらやましい。最近母性への回帰現象が自然回帰があるようだが・・・。

私は、息子が手術した夜だって付き添いもせず帰って来た。学校のお母さん友達に「泊まるんでしょ」と聞かれ、「泊まらないよ。別にやることないし疲れる」と言ったら、びっくりされた。姑からも電話で「普通、病院に泊まってやるでしょう」と言われたが、看護士さんいるしね。お弁当作り嫌いで、学校や子供会の行事が面倒な私は母性本能希薄症候群だと思っていて、やはり母性本能濃厚軍団の前で小さくなってしまう。夫に「パリでは学校がほとんどないんだって、たぶん子供会なんてないよね。うらやましい」と言うと、「変なところで感心するな」と言われたけど、学校や子供会が働く女性の大きな負担になってしまうのは問題があるが、この話はまたいつか。

「ワーク・ライフ・バランス」仕事と家庭と個人の幸せをよくよく考えて、暮らしやすい社会を少しずつでも提案して政策を変えていかなければ、出生率はなかなか上がらないんだとつくづく思うのだが、日本は後退するばかりだ。

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