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2007年1月26日 (金)

子供は変わっていない

教育基本法も変わり、ゆとり教育もやめるような提言が教育再生委員会から出て、子供たちの学校環境もまた大きく変わるのかしら。大変なのは子供たち、それから先生だなと思う。先生を評価する立場にPTAも加わるなどという話も出ていたが、絶対反対だ。親なんてひとりひとり考え方が違う。まずわが子がかわいい。客観的な目がないから、数回の授業参観で評価できるはずもない。また、仲良しグループがあり、そこで流れる噂はまったく根も葉もないものだったりする。そのグループで言われていることを私が聞いてびっくりしたりする。先生への好き嫌いが確かにあるような印象を受けた。

なんだか、今の子供は駄目だ。意欲がない。ゲームばかりしているとか、とかく非難の声ばかり聞こえてくるが、そうだろうか。毎晩、息子たちから学校の話を聞くと、まだまだ「ちびまるこちゃん」の世界が繰り返されていて、「本当にあんたたちバカだね」と、言ってしまいたくなる。息子はゲームはしないが、親友はゲームマニアだ。だいたい親が若くてゲーム好きだから仕方がない。でも、ゲームだけしているわけではないし、ユニークでお人好しだ。ゲーム好きでひきこもって暗い子供たちというのは、どこかの一部から拡大解釈されたものだろう。それとも、ここは北の地方都市のはじっこのニュータウンだから、まだまだ子供たちが素朴なのか。東京ではもっと子供たちが変わって来ているのだろうか。

もし、子供たちが変わってきているのなら、それは子供のせいではなく大人のせいだ。子供は変わっていない。大人が変な風に子供に圧力をかけ過ぎているのではないか。

教育環境が大きく変わって、この地方の片隅にも大人の論理の圧力がひどくなるのではないかと心配する。人を蹴落としても競争に勝った者が成功者という価値観は、他人をライバルとしか見られなくなる。親は成功者にするために、優秀な人材を作るためにやっきになる。

なんで、子供たちをこねくり回すようなことを平気で大人はするのだろう。あの教育再生会議のメンバーは成功者たちだ。とても子どもの気持ちがわかるとは思えない。ヤンキー先生までどうしてしまったのか。いじめっ子を登校停止にして、何が解決するのか。それが教育者のやり方ではないだろう。

子ども時代の大事な時間を、もう少し静かに見守ってあげられないものか。「ああー、今日も楽しかった」と、言える日をいっぱい作ってあげるのが大人の役目なのに、子供たちに課題ばかり与えている。その上で、意欲なんて引き出せないに決まっている。いつもいい子に振る舞う技術だけ覚えて、自分から立ち向かう技術は鍛えられない。そう言うと、意欲のある子、生きる力をつける教育をというが、そんなのほっとけばいい。子供たちは自分で身につけて行くのだから。大人がいろいろ口を出すから、やる気がなくなるのだ。そうして昔のように親に反発するより、親に従う方が利口だと考える。親の価値観を生きようとして、息が詰まる。

政府のやることは、よくわからない。子どもの静かなバカな時間を守っていきたいと思うこの頃だ。だんだん、24時間子供の生活が監視される世界になるのではないだろうか。大人の世界で、密告法などができれば、子供たちにも影響する。ますます、子供たちに圧力をかける結果になりそうな教育改革に心配する。

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