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2007年2月 3日 (土)

女性は子供を産む機械

「女性は子供を産む機械」との柳沢厚生大臣の発言の後の、NHKの7時ニュースで国会でひとり呆然とたたずむ柳沢氏の顔がクローズアップされ、最後は涙をふきとりながら議場を後にする後姿が2回以上は繰り返し放映された。それはそれは人の好いおじさまで、いじめられっ子のようにかぼそいものだった。嫌な映像だと思った。案の定その後、母に用があって電話したら、「柳沢氏がかわいそうだ」という感想が出てきた。もっと悪いのは、悲しげな柳沢大臣の映像の後に、福島瑞穂氏はじめ野党の女性議員が辞任に追い込むまで「がんばろう」と気炎をあげている映像が流れたから、お年寄りの同情は柳沢氏に傾く。

次の日、ヘルパーの仕事で利用者さんのお宅へ行っても、あのニュースを観て、「柳沢氏がかわいそう」「社民党は女らしくない」などという感想を聴かされ、やはりなと思った。

もう、「エイエイ、オー」は古い。やめて欲しい。ひとつの言葉に「女性への冒涜だ」と興奮しないで、冷静に「どうせ男性の方が思っていることをつい口に出したのでしょうが、それは違うのだよ」と冷静に会見している映像を流して欲しかった。

野党は戦略を変えないと、勝てないのではないかと不安になる。今回のことが野党の追い風になるかといえば、そうではないような気がする。

利用者さん達は、今回の発言をどう思うか私に聞いてくる。「どうせ、おじさんたちの考えていることじゃない。でも、政策を考える大臣が言っちゃいけないね」と答えているが、高齢者の女性は、そんなに憤慨はしていない。「女は子供を産むのは当たり前」「昔は何人も産んだ」と言う反応が帰って来る。だから、実際には産みたくても身体的に産めない人、経済的に産めない人がいること。フランスの出生率が上がったのは、女性のための支援が充実していったことが理由だと思うこと。皆さんの時とは時代が変わったということ。そんなことを手短に説明する。話せば、「そうだな、国ももう少し考えてもいいな」などと言ってくださる。テレビだけ観ている人が圧倒的に多い世の中なんだもの。どうしたって自民党よりになっていく。野党もそこら辺をよく考えて行動して欲しい。国民の心を動かすパフォーマンス、言葉を発して欲しい。「エイエイ、オー」は反感を買うだけだ。それから、福島瑞穂氏が頑張っているのは分かるが、言葉の語尾やしゃべり方が女学生ぽいというか、「だって~・・・・じゃないですかぁ~」というのが気になる。毅然としたしゃべり方、テレビ向けのしゃべり方を身につけて欲しいと願う。

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