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2007年8月25日 (土)

ミョウガと縄文土器

 夏には霞んでよく見えなかった岩手山がはっきり見えるようになってきた。やはり秋の空気だ。

 昨日はまた草取りをする。やっていないところをビニール3袋分取る。山から町に引っ越してきて、抜いた草をビニールに詰めて燃えるゴミの日に出すというのも変な感じがした。だが、山の家のように畑わきに雑草捨て場を作って、雑草を積んでいき土に戻すなどというスペースもない。本当は、雑草が短いうちに抜いて、ビニールひとつ分にするべきだと反省する。それから、ミョウガ畑の中にもぐりこんでミョウガとりをする。ミョウガはもう花を出したものもあったが、たくさんとれた。ミョウガを摘んでいるうちからその香りでお腹が空く。夫は用があって自分の実家に行っているし、子供は学校なので、ひとりで素麵を茹でて、たくさんのミョウガを刻んで食べる。しあわせだ。ミョウガの甘酢漬けも作る。

 昼食を食べた後、近くの県立博物館でやっている企画展が今週で終りなので観に行く。「北の縄文文化回廊」という展示が我が家で評判だった。7月の暑い日々、私は試験で大学だったが、クーラーも扇風機もない家にいる夫は暑くて仕事もできないと、下の子を連れて博物館へ行ったそうだ。そこで見た縄文土器が気に入って「ぜひ観てこい」と言われていた。息子などは、博物館の入館料は子供が無料なので、暑い日にはお友達を連れて遊びに行き、かき氷を食べていたらしい。

 その縄文土器の何が面白いのかというと、細かい粘土細工がいい。いのししやシャチ、きのこなど、身の回りの物を粘土で作っている。祭儀のためとか子供のおもちゃだとかの意見があるそうだが、夫は「ぜったい遊んでいたんだよ」と言う。そかもしれない。粘土で上手に作って、「ほれ」と自慢していたのかもしれない。器用な焼き物職人がいたのかもしれない。子供たちにせがまれていろいろ作ってあげたのかもしれない。サザエなど本物のようにうまいし、巻貝や人形のような土偶もある。祭儀用の土偶もあるが、人形として遊んだかもしれないような土偶もある。縄文人の子供もそんな人形や動物でごっこ遊びをしたのかもしれない。

 それから、これも初めてみたのは「足形」「手形」だ。粘土に小さな足の形をつけている。新生児ぐらいの足だそうだ。今も記念に赤い墨で形をとったりするが、縄文人は粘土に残していた。「誕生の記念か、亡くなった子の形見かもしれない」と書かれていた。よく見る大きなつぼ型土器や土偶の展示もあったが、縄文人の生活を垣間見られる展示が成功していたと思う。土偶にしても合掌ポーズの土偶や考える人ポーズの土偶も初めて観た。また、香炉のような物の複雑な抽象的デザインなど現代でも展覧会に出せそうなものもあり、けっこうびっくりさせられた。今日出品されたのは、岩手、青森、北海道などからの出土品である。こういうのを研究するのも楽しいだろうね。歴史おたくの息子が「三内丸山に行きたい」とうるさいから、秋に連れて行くと約束する。

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