金木犀
金木犀が好きだ。小学生の頃、庭に大きな金木犀の木があった。ある日、学校から帰ると母が日当たりが悪いと、その木を切り倒してしまっていた。泣いた泣いた。泣いて母を怒らせた。「そんな木ごときで、泣くなんて」と。
東北に住み始めて、金木犀を見かけないことに気がついた。昨年近くの花屋が閉店セールしている時に、金木犀の大きな鉢植えを売っていて花をつけていた。思わず買ってしまったが、東北は寒すぎて金木犀にはあわないのだそうだ。だから、冬は家の中に入れておかないとだめだという。こんな大きな木を家の中でと少し迷う。家の中で観葉植物を育てるのが下手だ。冬に水やり忘れたり、凍死させてしまう。それでも冬の間気をつけて面倒をみ、この秋たくさんの花をつけた。玄関入口に置き、その香りは道路を通って広がっていく。
金木犀の花。
花が終わったら、家の中に移動させなければ。あまり大きくさせないために剪定をしたほうがいいのだろうか。剪定の仕方を調べてみないと。
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コメント
金木犀、東北が寒すぎて咲かないとはしりませんでした。
いいですよね。どうしても咲かせたいというmemeさんのお気持ちわかります。
投稿: discour | 2007年10月14日 (日) 19時58分
もしかしたら、温暖化で金木犀も外で育つようになるかもしれませんね。お米も今では北東北、北海道が美味しい米がとれる産地となるとテレビでやっていましたから。
投稿: meme | 2007年10月15日 (月) 04時33分
それはそれは大きな金木犀のある児童公園の隣に住んでいます。
この時期幸せです。
泣いている少女のめめさんに、取り返しのつかない母上は、どうすることもできないから怒ったのでしょうか。 切なかったですね。
投稿: 下館のおばさん | 2007年10月16日 (火) 01時11分
大きな大きな金木犀、いいですね。東京にいた時は、歩いているとどこからか香りがして来て木を探したこと思い出します。
投稿: meme | 2007年10月16日 (火) 04時08分