船越 桂
俳句の締め切りなのに頭が俳句モードにならない。そういう時は何か言葉に刺激を与えるようなものを読むといいなどと、彫刻家、船越 桂の『言葉の降る森』(角川書店)を読んでみる。船越 桂は盛岡生まれ、父親も有名な彫刻家の船越保武。
船越 桂のサイト http://www.show-p.com/funakoshi/menu.html
読んでいて結局俳句できないまま夜は過ぎてしまった。
でも、彫刻家のようにこつこつと仕事を仕上げていく、そんな仕事がしたいと思った。最初のほうで、私が言うのも失礼だが、同じように思うことが書かれていたので引用する。
本当のデッサン力がないから、多少ともいいデッサンになるのには、かなりいやな時間を過さなければならない。ただ、苦しんだ分、良くなっていきはじめたときは、ワクワクする。でもそこで「行ける!」と思いすぎると、手がかじかんで急にデッサンの中から勢いが失せてしまったりする。おとといの相撲で八年ぶりに金星をとった力士が、「行ける! とは思わずに、これでもか!これでもか!と思っていた」とインタビューに答えていた。キリンジュっていい相撲とりだなと思った。
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