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2007年12月30日 (日)

パオの物語

 秋にBSでアジア映画の特集をしていたので、何本かビデオに撮った。ビデオに録画しておいても観る暇がない。昨夜は子供たちが観たいテレビもないそうなので、ベトナム映画『パオの物語』  http://www.imageforum.co.jp/pao/  を次男と二人で観る。

 モン族の女性の衣装が美しい。アジアの民族衣装は色も鮮やかでいいですよね。映画の中でも自分で刺繍をほどこしているけれど、だんだんそういう手作業はなくなっていくでしょうね。伝統工芸として残って、一般の人は私のように針を持たない安物のTシャツとジーンズになるのかしら。テレビが観られるようになり、学校へ行かれるようになったら、自分の服を作るより、やりたいことはたくさん出てくる。

 映画は、パオという少女の成長を描いたもの。事情があって生みの母と育ての母がいる。その母2人は一緒に暮らしているが、産みの母は町に働きに出かけたまにしか帰ってこないから、パオは育ての母になついている。でも、育ての母にも秘密があった・・・。

 次男は、なんで母親が二人いるのかなかなか理解できない。それでも、パオの美しさにはひかれたようだ。この映画は実話だそうで、最後に現在の本物のパオが出てくるのだけど、そのたくましいおばさん姿に次男はのけぞって、「あれがパオ」とうなだれた。

 パオが生みの母を探しに行く旅では、私は悪い男が出てきてパオをだまして売り飛ばしてしまうのではと、ハラハラした。もちろんそんなストーリーではないのだけど、12月に人身売買のレポートを発表したので、人身売買の資料ばかり読んでいたせいなのだ。

 たとえば、「私がタイで見た現実」  http://www.imageforum.co.jp/pao/  に、モン族のことが触れられている。モン族はベトナムやミャンマー、タイ北部の山岳地帯に住む人々で、映画では貧しいという印象はなかったが、貧困地帯でもあり、人身売買の供給地になっている。また、北部の少女の容姿が日本人男性に好まれるという話はよく聞く。

 そんな訳で映画を観ていてもハラハラしていた。無事に家に帰れて良かった。

 人身売買については、あまりに大きく、あまりに頭に来ていたので、ブログに書けませんでした。その昔、アジアへの売春ツァーが問題になりましたが、現在も日本は人身売買の最大の受け入れ国であり、アジアの売春産業のお得意様なのです。これについては、またあらためて書きます。

 IOM 国際移住機関  http://iomjapan.org/index.cfm

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