« 葉っぱを売ろう | トップページ | 海に帰る日 »

2007年12月 8日 (土)

憂鬱な年末

 クリスマスは子どもと若い人のためのイベントだ。年を取ってくると興味がなくなってくる。子供が小さいときは、近所のお友達を呼んでパーティらしきものをしたり、プレゼントのラッピングを考えたりしたものだが、今は面倒なだけだ。そうして去年、我が家ではサンタさんからのプレゼントはなかった。

 息子たちだって、プレゼントは親が買っているとは知っている。「なんで、友達の家にはゲームとかが来て、うちには本しか来ないの」と不思議がっていた。本だけではない。レゴ、人生ゲーム、野球ゲーム、顕微鏡など毎年頭を悩ませているのだ。でも基本は本とお菓子だった。それも去年のクリスマスになかったので、親もとうとう面倒くさくなったと息子は納得したようだ。「今年は好きな本を買ってあげるから」ということになった。

 ちなみに、息子たちはこの夏までゲーム機を持っていなかった。いや1台ある。夫の友達がプレステ2を買ったからと、プレステ1をくれたのだが、その時についていた3枚のソフトに飽きるとほとんど触らなかった。そのゲームはおもてなし用なのだ。息子の友達が来ると「ゲームないのかよ」と言えば、それを出す。そんな古いゲームでも案外はまりこんでやっている。

 しかし、最近のDSとかいうゲームは、皆で通信して遊ぶそうだ。小学4年の息子は、仲間に入れないので「自分のお金でゲームを買いたい」と申し出た。でもね兄もゲームなしで小学生時代を乗り切ったのだ。弟に甘いと思われないかと思ったが、兄は別にいいよ、自分がソフトを買うからと言う。(兄はケチなので、貯金はたくさんあるが自分でゲームを買うとは考えなかった。でも、自分もやらせてもらいたいからソフトは買うということにした。)そういうわけで初めて手にもってピコピコする玩具が手に入った。サンタさんより、自分でお金を貯めて買ったほうが確実だとよくわかったようだ。

 プレゼント問題は片付いたとしても、クリスマスの夜はケーキを食べるのだろうか。何か特別な夜にしないといけないのだろうか。昨晩、家族で年末年始の予定を話し合う。こんなボロ家でクリスマスをしてもつまらない。ボウリングでも行く? 人ごみ嫌だとかで、結局クリスマスは山の家に年末の大掃除に帰って、薪ストーブを囲んでケーキでも食べようということになった。それなら、ムード出るね。

 それではお正月は、山の家に帰るかともめる。いつもなら直利庵でそばを食べてから大量の食糧を買い込んで山の家へ行くのだが、中学生の息子が抵抗する。お正月は盛岡にいたい。中学生ともなると友達との付き合いもあるのだろう。でも一番の理由はテレビ。山の家ではテレビが見られない。実は、私も「のだめカンタービレ」の正月特別版はぜひ観たい。それに盛岡にいたほうが買い出しもいっきにしなくてもいいので楽だ。そういう訳でお正月は盛岡にいて、正月明けに帰ることにする。そのうち息子は山の家について来なくなるだろう。

 掃除に料理、そうしてイベントらしく年末年始の行事を盛り上げるのは、ズボラな主婦には憂鬱だ。早く子供たちが家から出て行って、夫と二人になればお節料理も高いのを買ってゆっくりするのだ。今は高いものは買えない。質より量だから。そんなことを話したら、「でも正月には家に帰ってくるよ」と息子。「帰らなくていいわ。お母さんなんかたいてい旅行していて、3年に1回しか、お正月は帰らなかった」「お父さんなんか10年音信不通だった」と説得する。たぶん子供たちに会えないのは淋しいのだろうけど、出て行ってくれるのも楽しみなのが正直な気持ちだ。夫とふたりでポルトガルに住んでみたいと話す。こういう一カ所に住んでいられない体質なので、村の再生に興味はあるが傍観者でしかない自分をひしひしと感じている。

|

« 葉っぱを売ろう | トップページ | 海に帰る日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 葉っぱを売ろう | トップページ | 海に帰る日 »