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2007年12月20日 (木)

satisfaction

寝坊した。今日は1コマめの英語が休講だからと気が緩んだのかもしれない。1コマ目からの英語はつらい。講義形式ではなく、どんどん発言しないといけないから。それも英語で。日本語は禁止。若い学生さんも眠そうに「だるー」とやってくるが、少人数だから居眠りもできない。でも、最後は先生が「Good Job!」と言う通り、よくやったよという充実感がある。その分次の授業ですぐにお腹が空いてくるのが困るのだが。

 つらいけれど楽しい英語の授業をするのはアメリカ出身の30代の男性で、私から見たら育ちのいいハンサムボーイ。先日、英語の本に「satisfaction」というタイトルが出てきたとき、先生はギターを弾く真似をして歌いだした。ローリングストーンズの「satisufaction」だ。しかし、クラスの学生はシーンと静まり返る。先生も戸惑って、「ローリングストーン知っていないか。ミック・ジャガーは?」と聞くが、みんな首を傾げる。そこで先生は私を見る。「もちろん、知っていますとも」 ファンでなくてもサビの部分は歌えますよ。

 若い学生さんたちは、遠慮したわけではなく本当に知らないようだ。私は、レッド・ツェペリンのファンだったが、レッド・ツェペリンも知らないだろう。復活コンサートに喜んでるのは中年なのだ。いったい、どこの年齢層までが「satisfaction」やミック・ジャガーを知っているのだろうか。

 しかし、大学でこういう場面はよくある。この間は、資料の文書に伊丹十三の名が出てきた。みんな知らないそうだ。私は隣の子に「『マルサの女』とか『お葬式』という映画知らない? 朝ドラの『どんと晴れ』の女将役の宮本信子のだんなよ」と言っても、首を振られる。本当に知らないのね。今年度入学の子には平成元年生まれもいる。うちの息子だってミック・ジャガー知らないし、あたり前のことなんだ。

 私が昔学生の頃どうだったか。先生たちの話が世代断絶していただろうか。わからない言葉はあったかもしれないが、先生が口に出すからには知っていたほうがいいと思って、その作家を読んでみたり、映画を観たりして知ろうとしたような気がする。でも、今の学生さんは課題と出されれば調べるけれど、先生の雑談ごときに出てきたものは「知らないものは知らない」。興味はわかない。東北の大学で文学部でもないから仕方がないのかもしれないが、村上春樹や吉本ばななも読まない。一度皆が何を読んでいるのか調査しようと思っている。

 それにしても、そんな自分の子供のような学生さんと日々過ごしている。昨日、ある授業のグループ発表が終わった。私は男の子3人と発表した。「グループに好きに分かれなさい」と先生が言ったとき、男の子達が「一緒にやりましょう」と声をかけてくれた。優しい子達だ。でもね。発表が終わってから客観的に観たら、保護者と子ども3人という感じだなと思う。最近まわりの学生さんは私に慣れたようだが、おかしいかも。本当に自分でもよくやるなとは思うが、冬休み前の発表や課題を終えて取りあえずは満足だ。しかし冬休みは2週間しかないのに、レポート2つもある他、試験に向けて復習しておかないとね。心配したが、結構楽しい大学生活である。せっかくだから無邪気に楽しもうと思っている。

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