正月つぶし
★ 年末年始に読んだ本
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小説尾形亀之助―窮死詩人伝 著者:正津 勉 |
尾形亀之助の名は、愛する辻まことの著作によく出てくるので知っていたが、詩を読むことがなかった。辻まことが中国の戦地に唯一持って行った本が、尾形亀之助の詩集。自分が兵隊ではなく盗賊の仲間であったと気がついた辻まことが正気を保つために読んだ詩人は、なんと情けない男だった。その情けなさが救いなのがわかるような気がした。
注) 辻まこと 伊藤野枝と辻潤の長男。画家でイラストレイター、詩人。また、登山、山スキーのアウトドア派と知られる。
★正月に観た映画
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カポーティ コレクターズ・エディション 販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
『冷血』を読んでいないので、春休みに読みたい本のリストに入れた。お正月に見るべきテレビがないので、家族でレンタル屋へ行きDVDを借りてくる。息子たちが借りたのは『ダイハード4』やアクション系が多かった。夫は『七人の侍』ほか時代劇。「お母さん、何借りたの?」「一家4人を殺して死刑になった男の話を書く作家の話」と言ったら、「正月から暗いね」と言われた。あなたたちのDVDだって、たくさん人が死ぬのばかりじゃない。
★正月に聞いていたCD
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Feels Like Home アーティスト:Norah Jones |
女性の声が聴きたくて、家族が山の家へ行った後、音量をあげて聴いている。
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だいぶやるべきことが進んだので、今夜のお楽しみはドラマ『のだめカンタービレ』。さっき、山の家から電話があり「昨夜はおんちゃんたちと盛り上がった」そうだ。「来年は丑年だからみんなで大宴会するべし」と言っていたとか。そうだった来年は年女ではないか。忘れていた。年女って何歳になるのだ。隣のおんちゃんも丑年。夫も次男も義母も丑年。「べこ仲間」なのだ。「べこは人当たりが良さそうで、ごんぼほり(強情)だ」とおんちゃんは言っていた。
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