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2008年1月13日 (日)

呪縛

 読んではいないけれど、『話を聴かない男、地図を読めない男』という本があったが、私は地図が好きだ。道もすぐに覚える。夫は道を覚えない。町へ行く時、車の運転をしていても私に「どっちに曲がるんだ」と聞くので、私は「何回も通った道じゃない」とぶすっとしてけんかになることはたびたびだ。自分で運転したほうがいいと思うこともたびたびだ。

 夫が地図を読めないはずもない。冬山に登っていた人だ。ただ、私がわかっていること、興味のないことは覚えないのかもしれない。男と女が一緒にいれば、得意な方についつい依存してしまう場面は多い。それに、町でのどこに何があるかという勘は私の方が確かにあり、山の中での勘は夫にある。

 何を言いたいかというと、男と女で得意なことはあまりあてはまらないことも多いということだ。知り合いだった陶芸をする女性の家庭では、料理をするのはお勤め人の夫だった。お正月に遊びに来る時も、だんな特製の煮込み料理を持ってきた。なんて・・・うらやましいんだと思ったものだ。

 桐島洋子の『聡明な女は料理が上手い』という本も読んでいないが、息子たちに料理で女に騙されてはいけないと言ってある。「お母さんは男の子に、手作りのチョコとかお弁当を作ったことないよね」。「自慢じゃないけど、ありません。マフラーとかも」「何あげたの」「何もあげない。だからお父さんからも指輪ももらっていない」。自分の欲しいものは自分で買う。 それでも、私だって家事が下手なのはダメ人間だと落ち込むこともあるが、「どうせ聡明じゃないし、もう反省しても手遅れだし」と開き直る。それでも、良き主婦、母であるべきだという呪縛はなかなか抜けるものではなく難しい。

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