ペドロ・アルモドバル
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『死ぬまでにしたい10のこと』。タイトルからしてお涙頂戴的な映画かと避けていたが、大学の語学学習室でつい観てしまったら、やはり泣けた。主人公役のサラ・ポリーがいい。なつかしいデボラ・カーが母親役で出ている。
主人公は不治の病だけれど、最後まで誰にも打ち明けない。悲しいのは彼女が持っている力を誰も気がつかずにいること。いいお母さんとして皆に思い出を残した裏にあるものを映画は見せつつも言葉にしない。「10のこと」は気休めで、本当にしたかったことは隠されたままなのに伝わってくる。
この映画から、なぜかペドロ・アルモドバル監督の映画が気になってきた。『死ぬまでに』の監督は、イザベル・コヘットだが・・・。アルモドバルは製作総指揮という肩書で名がある。
それで下記の映画を続けて観た。設定が異様だけど面白い。映画らしい映画。映画を観たという気になる。最近の日本映画は好調らしいけれど、なんだかテレビのドラマの特別版を観ている感じがするのだ。
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