« 故郷を想う | トップページ | ライラの冒険 »

2008年2月24日 (日)

参観日に思ったこと

 先日、小学校の参観日に行って来た。前はいろいろ役員やボランティアをして学校に上がり込んでいたが、久しぶりの小学校がなつかしい。

 授業は、総合で勉強してきた「バリアフリー」の発表。盲導犬は、盛岡には6匹しかいなく、そのうち3匹はこのニュータウンにいる、というのも知りました。だからですね。バスの中でもよく見かけます。スーパーの入口で待っている盲導犬に「いい子だね」と話しかけていたら、年上の女性の方から、「盲導犬はね。仕事中だから構っちゃいけないんだよ」と注意されました。今回も、周りの人が盲導犬とどう接するかという発表もありました。

 それだけでなく、ヘルパーの仕事やアクセス法の話、アメリカのバリフリーの話まであって勉強になりました。

 小学4年生。まだ素直できらきらしている年頃なのか。なんだか子供たちが生き生きしている。子供らしい子どもたち。それに、先生がいい先生で2年間担任していただいたが、何の心配もなくお任せ状態だった。懇談会では、「来年もぜひ先生が担任で」(クラス変わるし無理)、「私が先生の生徒になりたかった。娘がうらやましい」などというお母さんたちの発言が続きました。

 去年、息子に「総合の授業で何をやっているのか」聞いたら、「アンケートを作って、みんなに答えてもらって、集計にして、グラフ作って、発表するの」と教えてくれました。今は、アンケートをパソコンで作って印刷して渡したところだと言います。「まさか、エクセルでグラフ作ったりするんじゃないよね」。「グラフは手書きだと思う」ということでしたが、その時の大学のコンピュータの授業の内容が、アンケートを作り、マックでデータベースを作り、エクセルの表にして、いろいろな統計結果を出し、グラフも作り、パワーポイントで発表するというものだった。小学4年生と同じ過程をやっているのね。少し高度ではあるけれど。

 日々、教育問題には頭をひねることが多いが、子供たちは学びたがっているというのが参観日の様子で伝わってくる。先週、大学でドキュメント映画『100人の子供たちが列車を待っている』(チリ、1988年、ベアトリス・ゴンザレス監督)を観ました。チリの映画など観たことのない貧しい子どもたちに映画の歴史や映画の作り方を教えて、自分たちでも作ってみる。そうして最後にバスに乗って映画館へ出発する。映画って、こんなにも手作りなものだったんだと思えるドキュメントでした。そのときの子供たちの真剣さは、ついつい豊かな日本には失われているものだという批評をしてしまいがちになりますが、貧しくても豊かでも子供たちの好奇心、学びたいという気持ち、外の世界を知りたい気持ちは、あのチリの子供たちもここにいる子供たちも変わらないと思った参観日でした。その子供たちの意欲を外に引き出すには、先生の力が必要なんだなと思いました。映画でもひとりの女性教師の熱意がたんたんと伝わってきました。 ただ、正直言って先生のあたりはずれが大きいのが日本の現状です。帰り道「5年生の先生誰になるかしら」とお母さんたちは心配していました。

|

« 故郷を想う | トップページ | ライラの冒険 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 故郷を想う | トップページ | ライラの冒険 »