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2008年2月18日 (月)

道徳強化

義務教育で道徳が強化される。それにはこんな理由があると刈谷剛彦が書いていた。

「子ども個人や家庭ごとにふさわしい教育を選ぶことが推奨され、公教育を含め、教育サービスは、ますます個人にとって意味をもつかどうかが問われるようになる。こうして、選択の時代は、教育の個人化を進めることになる。
 ところが、これでは社会がバラバラになりかねない。そこで、教育の個人化を進める一方で、社会のまとまりを強めるための教育を求められるようになる。国や郷土を愛する態度の涵養や、規律意識を身につけさせようという動きは、教育の個人化とセットになった改革の動向である。意識の面でまとまりを強めることで、格差社会にも対応しようとする動きである。」
『欲ばり過ぎる日本の教育』2006年 刈谷剛彦・増田ユリヤ (講談社)

 だいたい、そういことだなというのは一般国民にも見える。なんで政財界がやっきになって「国を愛する」心を育てたいのか、少し考えれば子供だってわかる。
 ニュースで政治家や官僚の汚職や品のない言葉、企業の不正を見て、子どもたちは何を感じているだろうか。結局「お金儲けしたほうが勝ち」と思わないだろうか。大人の世界が汚いのに、子供たちに清く美しく生きよと言っても効果がないと思う。まず政財界の顔を品格のあるものにして欲しいなぁとテレビを観ていて思うこの頃である。

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