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2008年3月 9日 (日)

どんぐりの家

Photo 『どんぐりの家 それから』(小学館)

『どんぐりの家』の続編である。前半は、聴覚障害者のための老人ホームを作る話。後半は、障害者自立支援法で苦しめられる作業所の話である。

聴覚障害のある知人が前に、心配なのは老後のことだと言っていた。病院や施設などで手話が使える人がいない場合、不利益をこうむるだけでなく、孤独だろうという話だった。

前に仕事で障害者の方の介護をした時に、「元気なあんたに何がわかる!」と言われたことがある。そんなんです。いくら想像力を働かせてもわからないこともある。当事者しかわからないことがある。

そんなとき、昔は「障害者ではないけれど、父の自殺や病気に苦しんできた私をあなたは知らないじゃない。苦しんでいるのは自分だけではない」と心の中で思ってしまいました。健常者といっても、すさまじいい人生を送っている人を見ているので、健常者といって片付けないでほしい。でも、問題のある人間同士が傷をなめあっても仕方ないので、健常者の問題点を主張してもしかたがない。

 現在は健康で幸せな奥様でしかない私が、障害のある人を理解するなんてできるかと言われえば、できないかもしれないけれど、そんなこと言っていたら、いつまでも健常者と障害者の壁ができてしまうので、違う相手と分かり合えるという気持ちでいなければいけないかなとか思ったりする。健常者は健常者で生活に余裕のない人は、「障害者ばかり優遇される」と怒る。そういうところを抜け出さないとだめだと思うこの頃だ。

 

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コメント

コミック「どんぐりの家」は数か月前にパラパラ読んだことがあり、続編があるとは知りませんでした。ドキュメンタリータッチなので、ズシンと来ますね。今日、北海道の医師がウソの障害者認定をしてこれまでに数百人もの人が障害者手帳の交付を受けていたとラジオが報じていました。手帳は返還されるそうですが、こういうニュースを聞くと、正直頭にきます。障害者とはまさに社会の産物だと。

投稿: mikiko | 2008年3月17日 (月) 22時58分

mikikoさん、コメントありがとうございます。
 北海道の医師は、どういう事情で障害者認定をだしていたのでしょうか。そこのところを知りたいです。障害者と偽って、不正に年金やサービスを受ける事件もあります。こういうことがあると、障害者は働かなくても食べていけるというやっかみの風潮がでてくるのが嫌です。働かなくても楽に食べられるなんて、本当は違うのですけれど・・・。

投稿: meme | 2008年3月18日 (火) 05時42分

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