カタカナの名前
昨日の夕食のときの次男の質問。「なぜ、千葉のおばあちゃんとかお年寄りにはカタカナの名前があるの?」
今どきは、ひらがなの名前はあってもカタカナはないから不思議だったそうだ。
昔は満足に教育を受けさせられなくて字が書けない子供もいたので、難しい漢字より誰でも書けるカタカナにしたと聞いたことがあると説明した。その頃は、ひらがなよりカタカナをよく使っていたのよ。
「でも、おじいちゃんとか男の人は難しい漢字の名前だよ」と次男。
だから、男の子は教育を受けさせてくれたの、女の子は学校に行けなくても男の子は学校に行かせようとしたの。「それって差別ジャン。義務教育ではなかったの」と次男。
尋常小学校は義務教育だったのだろうか、良く知らない。でも、きちんとした義務教育は戦後のことだと思うよと話す。そうして、千葉のおばあちゃんも学校へは行っていたけど、家の仕事や家事の手伝いのために学校を休まされたんだってという話をする。千葉のおばあちゃんの家は職人仕事で兄弟も多い、小さいうちから親の仕事の手伝いもし、下の兄弟の面倒を見る。でも、おばあちゃんはどうしても学校へ行きたくて、親の目を盗んで学校へ行ったんだって、長女の市川のおばさんに家の仕事全部押しつけてね。おとなしい長女ときかない次女だったわけだ。
そこで長男、「英語の先生も(1週間だけ塾の春期講座に行っている、そこの先生)、男はMrだけなのに、女はMrsとMissに分けられてきた。それはおかしいと怒っていた。だから、今はMsなんだって・・・」と、仕入れた話を披露する。
長男は友達と塾に行くことにしてみたものの、しごかれるかと心配していたが、「すげえ面白い、良くわかる」と喜んでいる。なんか親としては複雑な気持ちだ。学校の授業がそんなにつまらないのかいと。
それはともかく、子供たちの質問にうまく答えられないことも多い。今度はもう少し戦前の教育制度のこと勉強しておかなくては。
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