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2008年4月 2日 (水)

あれは自分ではなかったか

あれは自分ではなかったか―グループホーム虐待致死事件を考える Book あれは自分ではなかったか―グループホーム虐待致死事件を考える

著者:下村 恵美子,高口 光子,三好 春樹
販売元:ブリコラージュ
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 大学の図書館の新刊コーナーにあった本。気になって図書館で一気に読んでしまいました。

 2005年2月11日に、石川県のグループホームで起きた利用者への虐待致死事件について、介護界のカリスマと言われる3人がセミナーを開いたときの記録。最後に参加者の感想もあります。

 夜勤がほとんど一人で行われている事実(グループホームだけではなく特養などでも)に驚きます。11時間一人で20数名の対応に追われるなんて聞いただけで、「私にはできません」とお断りするしかないです。そんな体力ありません。石川県も加害者は若い介護志望の若い男性でした。昼間の仕事は従事せず、夜勤だけ専門だったそうです。若くて体力あって、志もあったところを利用されたのだと思います。その事業所が問題があり、嫌になったら逃げれば良かったのに、逃げられなく追い詰められたところに問題があるようです。

 多くの介護従事者が、夜勤での格闘の中、自分にも起こるかもと話します。家族もつらく、そうしてやっと施設に入れたら、ケア・ワーカーがつらくてしんどい。家族の苦労をケア・ワーカーに安い賃金で押しつけているだけなのではないだろうか。もっと人的ゆとりのある介護ができるような予算にして欲しいと思いました。夜勤を一人で勤めるのはつらいと思います。どうしたらいいか相談できる人がいて、1時間でも交替で仮眠するとかしないとイライラはつのるばかりで、ミスをしそうです。あらためて、施設のケア・ワーカー、病院の看護士の夜勤があって成り立つ世界があったのだということを思いだしました。その世界は、女性が多いと思いますが、今はどうなのでしょうか。

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